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【タックル法律講話】大阪維新の会・橋下徹のダブル選挙! 週刊誌のネガティブキャンペーンは不発?! あの突破力は昔からですね。

2011/12/01

大阪維新の会・橋下徹のダブル選挙!
週刊誌のネガティブキャンペーンは不発?!
あの突破力は昔からですね。


修習時代と印象は変わらない

大阪維新の会・橋下徹元大阪府知事が仕掛けた、知事・市長のダブル選挙。この稿が出る頃には既に結果が出ていると思いますが、いずれにせよ,その行動力・突破力は凄まじいものがあります。
今回の選挙では、某週刊誌において、橋下氏のネガティブキャンペーンが繰り広げられました。いわく、「父親は元暴力団員でガス自殺」、「父親と叔父は同和出身」、「イトコは殺人犯」などなど。およそ、政治家としての能力とは無関係な身内ネタであり、読者の潜在的な差別意識に訴えかけるような記事で、とても嫌な気分になりました。
もっとも、大阪人にとっては、むしろ、「ヤクザの息子でも頑張ってるじゃないか!」という意識があり、ネガティブキャンペーンの効果はほとんど無かったのではないでしょうか。
私と橋下氏とは、十七年前に司法研修所の同期として同じ釜の飯を食った仲間であり、一緒にラグビーをしたり酒を飲んだりしていました。お互い弁護士になってからも何回か会いましたが、彼の印象は当時と変わりません。気さくで明るい性格ですし、高校でラグビー部のキャプテンを務めたほどの人間ですから、真っ当でいい奴です。
その頃から政治の道を目指していたわけではないと思いますが、官僚的・体制的なもの、ナアナア的な馴れ合いのものに対する義憤、対抗心のようなものはあったと思います。大阪で弁護士になったばかりの頃から、大阪弁護士会の重鎮とやり合ったり、古い談合体質のような組織に鋭く切り込んでいたようで、今の姿とダブって映ります。

レッテル貼りを跳ね返す気概

今回のネガティブキャンペーンでは、橋下氏がサラ金会社「シティズ」の顧問弁護士だったことがあり、「お金に汚い」という批判記事もありました。
しかし、これは、全く的外れ。
お互い弁護士になりたての頃、大阪の鶴橋で橋下氏と焼肉食べて飲んでいた時、橋下氏は、「サラ金会社だからこそ、貸金業法などの法律を守らせ、必要な書類などもキチンと作成するように指導している。会社としてはコストはかかるが、他のいい加減なサラ金会社と一緒にして欲しくない」というような話をしていました。私は、「お前、偉いな~!」と言った記憶があります。
当時、いわゆるグレーゾーン金利の過払金裁判で、多くのサラ金会社は負けていたのですが、橋下氏のシティズだけは、きちんと法律を守っていたため、ほとんど負けていなかったと思います。
「サラ金=悪」という単純なレッテル貼りを跳ね返す、その気概と行動力はたいしたものです。
人間は権力を握ると変わっていくものですが、橋下氏には、是非、変わらず、真っ直ぐに頑張って欲しいと思っています!それでは,次号で!


経済誌フォーNET掲載月:2011年12月号