講演会等の情報

教育現場におけるトラブル・クレームへの対応策と法的視点 2016/02/19

2月19日(金)、平成27年度・福岡県立学校生徒指導主事研究協議会において、堀内恭彦弁護士が「教育現場におけるトラブル・クレームへの対応策と法的視点」のテーマで講演を行いました。

~「理想の教師像」と「法的義務」をしっかり区別することが解決の糸口となる。日本は法治国家であり、「不当なことは不当。違法なことは違法」と明らかにすべきであり、これを覆い隠していては、社会秩序を学ぶ場である学校において、「無理を通せば、道理が引っ込む」結果となり、「声が大きい者が得をする」「嘘も言った者勝ち」「結局は、力の強い者が勝って正義は行われない」という誤った価値観を生徒に植え付けてしまう。これが昨今のクレーマー社会の遠因ともなっている。「理想の教師像」の行き過ぎた呪縛から教育現場が開放されない限り、真の教育の理想は実現できない~